私の彼は売れないお笑い芸人。
「彼氏」ではなく、「彼」です。
厳密には「元彼」。
半年ぐらい付き合ったときに「お前との将来が見えへん」という理由でフラれ、かれこれ4年が経ちます。
普通、「あなたとの将来が見えへん」と私がフるほうですよね?
電話で言い放たれ、そのときは「じゃあもういいよー!」とちゃんと話し合うことなく、別れました。
別れて1年くらいは「ほか探そう」と彼への未練はなくなったような気がしました。
しかし、何かのきっかけで普通に連絡を取るようになり、やっぱり彼のことが気になり始めました。
そして、別れてからはじめての再会→→「やっぱり好きかも」という想い。
それでも、一度別れた人だしなぁと思いながら、何十回のコンパ、彼と出会う前からカウントすると約100回にも及ぶコンパを繰り返し、「彼以上の男はいない」という結論に達し、ここ1~2年は彼との将来を夢見るばかり。
「彼のどこがそんなにいいの?」と何十回も聞かれる。
聞かれるたびに「うーん」と考えて答えを絞り出す。
まぁそれは色々。
私は彼と「合う」と思っているし、「私のことを理解してくれている」とも思っている。
彼が私と「合う」と思ってくれているかは知らないけどね。
よく思うのは、私にとっての彼はもはや【男】ではなく【息子】なのかもしれないということ。
彼に似合いそうな洋服があれば買ってしまうし、美味しいものを食べると彼にも食べさせてあげたいと思う。
臨時収入があれば、彼とパーッと呑みに行きたいなぁって思うし、「女遊びはいいけど、変な女に手を出すなよぉー」とかも思う(笑)。
そんな彼と最近よく話すこと、それは私の収入。
「給料ナンボなん?」から始まり、最近は私が今のお店を買い取る話があるので、「買い取ったら収入ナンボになるん?」とか。
彼が私に問うの。
ワラけるよね(笑)。
男女逆転。
一般的には女子が付き合ってる彼の収入を気にして「このくらいなら私専業主婦になれるかしら」とか「この程度の収入なら結婚やめとこうかしら」と思案するもの。
昨日は私の病気のことを話そうと思って電話してたら、そこから結婚の話になり、「おまえが社長にならんから結婚せーへん!!」とか言うから「じゃあ社長になったら結婚してくれるんやな?!」と返し。
彼:「じゃあ、俺に小遣い30万くれるん?」
私:「なんで小遣いそんなにいるんよ!自分でバイトした分を自分の小遣いにしたらええやん!」
彼:「俺のバイト代15万しかないねんで?!」
私:「小遣い15万あったら十分やろ!」
彼:「結婚したらバイトやめる!小遣い40万くれ!」
私:「10万増えとるがな!!じゃあ、私が100万稼げるようになったらプロポーズするから!!!」
彼:「もーなんでそんなに俺がええねん!女に養ってもらおうとしてる男やで?!」
私:「別にそんなことどーでもええよ!どっちが稼いでも一緒やん!」
という、もうなんだかよく分からない話になりました。
男と言うものはどんな仕事をしていても、いつまで経っても、案外【家庭をもつ自信】というものはなかなか持てないのかもしれませんね。
「ほんまに俺なんかでええの?」「なんで?」に何十回、何百回と答えてあげないといけないのでしょうね。
めんどくさいですが、可愛くて愛すべき生き物です。