昔、「29歳のクリスマス」というドラマがありましたね。
ドラマが放映されていた頃は確かまだ私は十代。
29歳のクリスマスなんて果てしなく遠い未来でした。
気づけばそんな歳をすっかり越して早5年。
今日は34歳のクリスマスイブ。
本日ご来店のお客様。
彼氏さんとはかれこれ10年弱のお付き合いだそう。
高校生か大学生からのお付き合いですね。
普段なら、「すごく長く続いているな~」と思うくらいなんだけど、なんせ、今日はクリスマスイブなもんだから、『ああその方はこの10年間、「彼氏がいないクリスマス」というのを過ごしたことがないのだな~』という思考に至ってしまった。
ご本人にそう言うと「でも、クリスマスに会えないときもありますよ?」とのこと。
いや、そういうことじゃなくて・・・
わたくし、けっこうクリスマスとかひとりでも平気で、あえてイブに一人BARとか行っちゃうし、ファストフード店の残りのチキンを仕事帰りに買ったり、「クリスマスひとりで何が悪いんだー」ってタイプだけど・・
ふと、この違いはなんだろうなぁと気づいてしまったのです。
私なんて、クリスマスに彼氏がいたほうが珍しいくらい。
誕生日もそう。
こうして考えると、今までひとりでよく頑張ってきたなぁなんてイブの夜に自分で自分を褒めてやりたくなりましたよ。
もうすっかり慣れてしまったはずだけど、こうして毎日女性と会う仕事をしていると、いやがおうにも自分と比べてしまい、自分の人生を振り返ったり見つめなおしたりしちゃうものですね。
二日前にはちょっと血迷って、25歳の男に「イブの日あそぼうよ」なんて誘っていたけど、きのう仕事の予約が入り、仕事を優先した私。
血迷った私へ「仕事しろよ」という神様からの戒めでしょうか。
自分へのご褒美とか女がよくやるやつはしない私ですが、今日は自分のためにシャンパンとスーパーで安くなったチキンでも買って帰ろうと思います。
皆さま、メリークリスマス。