自分らしい生き方。

自分らしい生き方。

4日前、従兄が亡くなった。

まだ50代。

糖尿病と肝臓病の併発で、晩年は自宅で24時間介護&診察を受けていたらしい。

従兄は生涯独身で、父親は20数年前に病死。

妹は15年前に自死。

ここ十数年は母親と二人暮らしだったけれど、ほぼ外との関わりを絶ち、母親ともほとんど会話していなかったように思う。

その母である私の叔母が2週間前にくも膜下で倒れ、命は取り留めたものの、絶対安静で今もなおICUにいる。

叔母の病状が心配される中の従兄の死。

あまりにも急で、叔母がそんな状態になった直後だったので、自殺を疑ったが、そうではなかった。

仲のいい親戚たちだけど、従兄とはそんなに思い出がないなぁ~なんて思っていたのに、後から後から記憶が蘇って、生活のふとした瞬間に涙が出て困ってしまう。

そんなアクティブな人ではなかったけれど、ゲームを買ってくれない私たち姉妹は従兄んちでファミコンをし、教えてもらっていた。

20歳ほど歳が離れていたから、あの頃はもう30歳前後だったんだね。

郵便局で働いて、バイクや車も好きだったのに、様子がおかしくなったのはやっぱり妹の自死からだったと思う。

叔母も私たち親戚に何も言わないものだから、そんなに悪いとは思っていなかった。

先日、病床の叔母を見舞ったとき初めて、従兄が介護が必要な状態であることを聞かされた。

それでもこんなに早く逝ってしまうなんて。。

従兄が亡くなった当日、ひとりで映画を観に行った。

「青天の霹靂」。

 あるときはもっと滅茶苦茶に 自分を傷つけたい衝動にかられてしまう
誰のせいにも出来ない不運を目の前に
だけどたった今 分かったのは 誰もが「生きる奇跡」
産まれてきた ただそれだけで 愛されてる証

映画の内容が、主題歌であるミスチルのこの歌詞に要約されている。

彼の人生は良いものだったのだろうか。

ひとりで旅立って寂しかっただろうな。

二人の子どもたちに先立たれた病床の叔母はどんな気持ちだろう。

初孫を亡くしたばあちゃんはそのことを知っているのかな。

なんてメソメソしていたら

芸人の彼から渇
「人間いつか死ぬんやからクヨクヨすな!死んだ人も安心できへんわ!」

だって!

人はいろいろ言ってくれる

「それはつらかったね」「泣きたいときは泣けばいいよ」「いつでも話聞くよ」

と。

それもありがたい。とても。

だけど、彼の言葉が今の私には響いた。

私のクヨクヨをふっ飛ばしてくれた。

そんなこと考えても、従兄は帰ってこないのだ。

残された人間は強く生きていく、ただそれだけ。

同時に、やはり私にとって生涯ひとりというのは自分の生き方に合ってないと思うようになった。

私は結婚しなくてはいけない。

世間体とかではなく、私自身を自分らしく保つために、しなくてはいけない。

「ひとりが好き」と思っている人も、「ほんとうにそうかな?」って思い直してみてほしい。

ひとりより二人でいるほうが楽しいとか、楽とか思える人がいたら、それはひとりよりふたりがいいと思う。

あ~私の大殺界、あと半年。

About tomociao

34歳女子、独身、バツなし。(バツなしという注意書きがないとややこしい年齢みたいです)18歳から親元を離れ、一人で暮らしてます。好きなことを生業にし、仲間にも恵まれほぼほぼ幸せな人生です。

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